2021年 06月 23日
読書記録「葛西純 自伝『CRAZY MONKEY(クレイジーモンキー)』」 |
読書記録 葛西順「葛西純 自伝『CRAZY MONKEY(クレイジーモンキー)』」
抄録は以下の通り。
『神田伯山も絶賛!! 「生死を賭けた最狂のエンターテイナー 家族思いな一面も、カッコいいです! 」 葛西純は、プロレスラーのなかでも、ごく一部の選手しか足を踏み入れないデスマッチの世界で「カリスマ」と呼ばれている選手だ。 その20年以上のキャリアのなかで、さまざまな形式のデスマッチを行い、数々の伝説を打ち立ててきた。その激闘の歴史は、観客の脳裏と「マット界で最も傷だらけ」といわれる背中に刻まれている。 クレイジーモンキー【狂猿】の異名を持つ男はなぜ、自らの体に傷を刻み込みながら、闘い続けるのか。衝撃的自伝ストーリー。』
どこかのライターさんが書いたプロレスラーの自伝かと思いきや、ほぼ本人が書いたと思しき体裁でした。
なので、読者の期待とは、構成、文体、内容とも異なる印象です。
あくまで本人目線です。部分的にでも、もうちょっと客観視された部分があればよかったのですが。
私は、デスマッチの内容や、最近のプロレス技の独特な名称、本書に登場するプロレスラーには詳しくないので、正直良くわからない点が多数でした。
葛西氏に対する単純な疑問としては、なんでデスマッチをやるのか?そもそも痛くないのか?写真の妙な目はなんなのか?などがあるのですが、ほぼ無視されています。
あくまで本人目線です。
自伝なので、いつ、どこで、だれと、どんな試合をしたかが、年代順に書かれていますが、ほぼフラットな書き方がされているので、どの試合が特別なのか、あまり印象に残りません。
専門のライターが書いたものではないので、無理にセンセーショナルに書き上げられていないので、最近多いプロレス/格闘技モノとは全く印象が異なります(が、それがいいということではありません)。
※関連図書も表紙があれなので、省略します。
おすすめ度:☆(本人目線の自伝なので、プロレス(特にデスマッチ)周辺の予備知識が必要です。また、人前で晒せられるような表紙ではないので持ち歩きには注意が必要です。
by k1right
| 2021-06-23 00:00
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