2019年 07月 01日
2019/06/27-28 朝日新聞の「かんぽ生命 不適切販売」続報 |
連日、朝日新聞がかんぽ生命の不適切販売について記事を掲載しています。
どうやら、背景に過剰ノルマがあるといいたいようです。
では、なぜ、かんぽ生命だけそのようなことになるのでしょうか?
朝日新聞によれば、”過剰ノルマ”にあると言いたいようですが、
では他の保険会社はノルマがぬるいのか?ということです。
決してそんなことはないでしょう。
では、なぜかんぽ生命だけ異常に不適切販売が多いのでしょうか?
どう考えても、郵貯とかんぽ生命の関係を切り離して考えないわけにはいけません。
先日のめざましテレビの報道の以下の部分に注目してください。
『月の保険料がおよそ1万2000円で
死亡時に1000万円が支払われる終身保険を契約しました
ところが3年後、その終身保険を解約し
新たに月の保険料が4万9000円で
死亡時には500万円が支払われる終身保険を進められたと言います
しかし契約者の月収はおよそ5万円』
地方ではメインバンクどころか、主たる金融機関が郵貯だけ、というところが少なくありません。
郵貯は、保険の契約者の収入を正確に把握しています。
ゆえに、保険料≒月収という、不適切な契約が結べるのではないでしょうか?
この先、朝日新聞が報道を進めるのであれば
郵貯とかんぽ生命の関係に切り込んでいただきたいと思います。
『かんぽ生命保険は27日、顧客が保険を乗り換える際に不利益を被った事例が5年間で少なくとも2万3900件あると発表した。旧契約後にかかった病気のために新契約を結べなかったり、新契約後に病気の告知の不備がわかって保険金をもらえなかったりした。こうした契約を再調査し、旧契約に戻すなどの対応を取る方針だ』
2019/06/27 朝日新聞「販売ランキング、「ノルマで疲弊」の局員も かんぽ問題」
『かんぽ生命保険が27日、保険の乗り換えで顧客が不利益を受けた恐れのある契約が少なくとも2万3900件あると発表した。契約件数偏重のノルマや、不適切な販売を防ぐ体制が不十分なことが背景にある。
「局員は過剰なノルマで疲弊している。現場に無理を強いる構造が変わらない限り、同じことが起きるだろう」。関東地方の郵便局で保険販売などをする渉外担当の男性局員は、朝日新聞の取材に打ち明けた。
男性が見せてくれたのは6月の「推進状況表」。かんぽの販売実績が郵便局ごとに記されたランキング表だ。年間目標に対する日々の「推進率」が示され、成績の悪い日は一目でわかるように赤字になっている。
不適切な乗り換えの背景には、販売を委託される郵便局員が加入件数稼ぎを迫られたことがある。日本郵便は加入件数を重視した局員の評価体系をとっていた。不適切な販売が見つかり、今年4月に新規一辺倒を改め、契約の継続率を評価項目に加えた。ただ、現場では「販売量偏重の体系は残り、実質的にほとんど改善していない」(別の局員)との声もあがる。
不適切な乗り換えを十分に防げ』
by k1right
| 2019-07-01 00:00
| 郵貯かんぽ
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