2018年 11月 21日
星野リゾートの然別湖進出について |
※本文は有料記事
※ただし、その後の経緯=調停内容の実施は不明
『占冠村が「星野リゾートトマム」内の村有施設と土地の買い取りを星野リゾート・トマム(同村)に求めていた札幌地裁での民事調停が23日、成立した。同社が2022年3月末までに全て買い取る。総額は4285万円。同社はこれまで年300万円の賃料で借りていた。』
wikiによれば、今回然別にオープンする「界」は、『温泉を備えた客室数50室以下の和風旅館』だそうです。
※ホテル福原は客室数109
然別と占冠のビジネスモデルは酷似していて、大きな違いは
然別での星野リゾートはホテル運営のみで
主たるアクティビティは然別湖ネイチャーセンターが運営していて、別になるという点です。
現時点での不安は2019年の然別湖コタンのアナウンスがなされていないことです。
と思ったら以下の検索で到達しました。
”然別湖コタン”で検索
”しかりべつ湖コタンの公式サイトはこちら”をクリック
で、しかりべつ湖コタン2019に到達しました。
が、”しかりべつ湖コタン”で検索してもヒットしませんでした。
単にしかりべつ湖コタン2019のSEO対策が杜撰なだけだと思いたいです。
ともあれ、しかりべつ湖コタン2019は開催されるようで一安心です。
ただ、今後星野リゾートはこのイベントに只乗りするのでしょうか?
まぁ、変に口出しされるよりいいのですが
あそこの客層を考えると不安になります。
かなりこなれてきたとはいえ、運営は然別湖ネイチャーセンターです。
ガリガリの営利業者とうまくやっていけるのでしょうか?
潰れる前のホテル福原に泊まったことがあります。
お湯が良かったこと以外は、ありふれた、古ぼけて寂しい温泉ホテルという印象でした。
さらに、もっと前に然別湖湖畔のキャンプ場でキャンプしたこともあり、然別湖をファルトボートで漕いだこともあります。
当時は水場の水道が飲用不可でした。
大きなミヤベイワナが悠然と泳ぐのを見た記憶があります。
『占冠村が「星野リゾートトマム」内の村有施設と土地の買い取りを星野リゾート・トマム(同村)に求めていた札幌地裁での民事調停が23日、成立した。同社が2022年3月末までに全て買い取る。総額は4285万円。同社はこれまで年300万円の賃料で借りていた。
同社が買い取る村有施設はリゾートの4割を占め、3段階に分ける。まず18年3月31日までに稼働中の施設を、次に21年4月15日までに休業中のホテルやプールを買い取る。22年3月31日までに将来取り壊す可能性が高い従業員用の寄宿舎などを買い取って完了する。
12年9月末をめどに星野リゾート・トマムが買い取ることで合意していたが、同社側が「経営が安定するまでは買い取れない」などとして先延ばしにしていた。今回決まった総額には遅延分なども上乗せされ、当初の村の訴えより3200万円高くなる。
同社担当者は「北海道の広域観光の中核として今後も村と協力して運営する」と話す。同村側は「国内を代表するリゾート地なので、雇用やイベントなどで連携していきたい」と期待している。』
追記)
『星野リゾート(本社長野県軽井沢町、星野佳路社長)の運営による高級温泉旅館の開業計画が進んでいた鹿追町の「しかりべつ湖ホテル福原」跡について、出資する予定だった中国資本が撤退することになった。関係者は、改めて出資企業の誘致に取り組んでいる。
13日に開かれた鹿追町議会定例会で、吉田弘志町長が報告した。
ホテル福原は2017年に閉館。中国企業が20億~30億円を投入して改築、星野リゾートが「界 然別湖(仮称)」として運営を担う予定だった。
海外への資金流出を警戒する中国政府が対外投資の規制を強化したため、中国企業は撤退せざるを得なくなった。新たな出資企業について、国内外の複数社と交渉を行っている。
吉田町長は「条件さえ合えば、星野リゾートもやると聞いている」と話している。
「界」は個人客に特化した高級ブランド旅館。箱根(神奈川県)、日光(栃木県)、出雲(島根県)など国内15カ所で展開している。鹿追では地域の観光振興に加え、「十勝全体に波及効果がある」と期待されていた。』
要は星野リゾートの然別湖進出は白紙になった、ということのようです、明言されていませんが。
当初2020年に(再)オープンを目論んでいたようですが、その点についての言及はありません。
『【鹿追】
凍結した然別湖上を舞台とした冬季イベント「しかりべつ湖コタン」(実行委、町主催)の今冬の来場者数がまとまり、計4万8千人と、2016年の3万9千人を上回り過去最多となった。
イベントは1月26日~3月21日で開催。湖上には恒例のアイスバーやイグルー群が並び、氷上露天風呂も人気を集めた。
実行委事務局によると、台湾や中国のほか、今年はタイやシンガポールなど東南アジアからの外国人観光客が増加。国内では10、20代の若者が増えたという。』
どうやらイベントは大成功だったようです。一安心。
客層は予想通り中華圏+東南アジアの富裕層のようで、ニセコよりも流氷観光などと同じクラスタになるようです。
あのクラスタは弾丸ツアーウエルカムですから、豪華ホテルの有無よりアクティビティさえあれば、やってきてくれるはずです。
by k1right
| 2018-11-21 00:00
| 北海道ネタ
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