2018年 09月 15日
読書記録「玉村警部補の巡礼」 |
読書記録 海堂 尊「玉村警部補の巡礼」
抄録は以下のとおり。
『休暇を利用して八十八箇所を巡拝する四国遍路に出た玉村警部補。しかし、なぜか同行してきた警察庁の加納警視正と、行く先々で出くわす不可解な事件に振り回され…。軽やかに跳躍する海堂ワールド、ミステリー4編を収録。』
てっきり、チームバチスタシリーズの一環だと思って読んでいました。
記憶の中の主人公の名前と違うなぁと思いながら。
そういえばチームバチスタの主人公って医者と官僚じゃなかったかな?
ずっと頭の中のイメージは、仲村トオルと伊藤淳史のままで、何の違和感もありませんでした。
意味は良くわかりませんが、作中では四国四県が旧藩名で現されていました。
中編4個が、讃岐、阿波、土佐、伊予で構成されています。
土佐の章を読んでいた時に、自分にとって最も親しみのある現在の四万十市/四万十町あたりはどう描くのか興味を持っていましたが(土佐藩でもなく、土佐で括られる地方でもありません)、省略されていました。
いわゆるユーモアミステリと言ってよいのでしょう。
ゆえに笑える箇所は一つもありません。
おすすめ度:☆☆★★★(軽快でわかりやすい文章で難解なトリックもないので暇つぶしに最適です)
by k1right
| 2018-09-15 00:00
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