2018年 04月 12日
読書記録「北海タイムス物語」 |
読書記録 増田俊也「北海タイムス物語」
抄録は以下の通り。
『全国紙の採用試験にすべて落ち、北海道の名門紙・北海タイムスに入社した野々村。地味な仕事、破格の低賃金、脅威の長時間労働。しかし、ここにしかない出会いがあった…。休刊した実在の新聞社を舞台に、新入社員の成長を描く熱血お仕事小説。』
今年(といってもまだ3月ですが)読んだ中ではワーストでした。
出来の悪い無駄に軽い半径数メートルの私小説(かどうか知らんが)といった印象です。
まず、小説として稚拙です。
各キャラの書き分けが不明瞭で、ストーリー上の軽重が曖昧です。
とにかくウジウジした主人公に感情移入できず、他のキャラも理解しづらく共感できるところが皆無です。
平成元年頃の設定ですが、登場人物の設定がまるっきり昭和チックです。
自分が平成元年入社なので断言できますが、バブルの最盛期にここまで昭和な企業なんて町工場くらいです。
どこかの書評で評価されていたので、読んでみましたが
手にとった瞬間に感じた表紙の古臭さ、雑さ通りの駄作でした。
ただイラつくだけで最後まで読み終えた自分に拍手です。
おすすめ度:★★★★★(自分で今年ワーストといってしまったので、とても他人様におすすめできる代物ではありません)
by k1right
| 2018-04-12 04:12
| 読書記録
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