2017年 11月 28日
朝日新聞連載「1分で知るうつ⑦⑧」 |
2017/10/04から始まった連載なんですが、
ようやく主旨がわかりかけてきて、1記事が1分程度で読めるということだと理解しました。
ただ、2017/11/22の『体内時計』論は10年以上前のエビデンスで、今はこのような考え方は支持されていません。
”朝に太陽の光を浴びるといい”というのは一種の都市伝説です。
都心に通勤するサラリーマンや学生なら、家を出て駅までの移動や、駅からオフィスの移動などで朝の日光を浴びます。
専業主婦でも午前中に洗濯物を干したりしませんか?
夜勤の方でも、夜勤明けに日を浴びませんか?
朝の光を浴びない生活しかしていない人はさほど多くはありません。
ごく少数の例から、多くの例に当てはめるというのはちょっと乱暴です。
※もともとは、コントロールされた環境だと体内時計が1時間ずつ狂う、という大昔の研究があって、それを誤解した方たちが広めたロジックです。
今は、体内時計の狂い方には個人差があって、多く早くなる人、少し早くなる人、多く遅くなる人、少し遅くなる人、あまり狂わない人が適当に分布していると考えられています。
また、日によって異なる日の出の時間や、日によって異なる太陽の明るさで体内時計をコントロールというのは不可能なのです。
なぜなら、通勤通学で毎朝決まった時間に外に出ていても、晴れていたり曇っていたり雨は降っていたり、冬なら日の出直後だったり、夏ならカンカン照りだったり、コントロール要素としては振り幅が大きすぎて、影響の出方が予測不可能です。
記者さんは午前中は外出しなくて良い職業なようです。
記者さんのように『おっくう』だと言って午前中は家に居られる生活は羨ましいです。
体内時計が狂うまで家に居られる生活が続けられるのは羨ましいです。
というか、適当なことばっかり言ってるんじゃねーよ、としか言いようがありませんね。
cf.
by k1right
| 2017-11-28 00:00
| カウンセリング
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