2016年 11月 26日
読書記録「菜の花食堂のささやかな事件簿」 |
抄録は以下の通り。
『裏メニューは謎解き!?心まで癒される料理教室へようこそ!ベストセラー『書店ガール』の著者が贈る、やさしい日常ミステリー!』
各章のタイトルは以下の通り。
はちみつはささやく
茄子は覚えているケーキに罪はない小豆は知っているゴボウは主張するチョコレートの願い
結論から言うと、以外な拾い物でした。
もちろん、ユーモアミステリというジャンルにおいてです。
登場人物の人物描写が類型的だとかいうのは野暮というものです。
これはユーモアミステリなのです。
文中に登場する食べ物がみな美味しそうでした。
余計なウンチクが無いのも好印象です。
つまり、文章はうまいということでしょう。
作中で紹介された”寺島なす”というのは向島あたりの東京地場野菜でそうです。
東京JA中央会のHPより。
『かつて、白鬚神社の周辺は寺島村といいました。元禄郷帳(1688~1704)によれば、この地域一帯は、水田を主とする近郊農村であったが、隅田川上流から運ばれてきた肥沃な土はナス作りにも適し、ナスの産地として、その名も「寺島ナス」と呼ばれていました。』
勝手に中央線沿線の駅から少し離れた(松濤ほどではない)スノッブなエリアをイメージしていました。
おすすめ度:☆☆☆★★(暇つぶし用のユーモアミステリとしてお薦め)
by k1right
| 2016-11-26 00:00
| 読書記録
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