2016年 08月 10日
本日(8/10)のJR北海道ニュース(日高線) |
あいかわらずの日高線問題です。
私の結論は簡単で、バス便を充実させ、そっちに援助すればいいんじゃないの?というものです。
だって、日高線を復旧させたって日に数便がいいとことでしょう。
であれば、現実的に高速バスのような長距離の基幹線に、コミュニティバスを組み合わせるほうがよほど使い勝手が良いはずです。バスなら帰省シーズンや観光シーズンの増便も簡単ですし。
JR北海道一社に全て任せようとするからややこしくなるのです。
天気が悪くて止まるのは列車もバスも大差ありません。
例えば、吹雪などで除雪が必要な場合、バスのための除雪は、同時に地域の輸送インフラの復旧にもなります。列車だけが開通したところで有り難みは薄いです。
ついでと言ってはなんですが、高速道路開通により殆ど車の通らなくなった黄金道路の利用価値も上がります。
黄金並みにコストを掛けた黄金道路を活用しない手はありません。
前回ちょっとだけまとめたのが2016/03/02です。
で、5ヶ月以上経ってどうなったかというと・・・
ほぼ、間違い探し状態です。
私がどうこう言うより、某経済評論家のご意見を。
『毎年300億円の赤字を出している会社が、先月から新規事業を始めました。しかしこの新規事業ではさらに毎年50億円ずつの赤字が見込まれ、毎年350億円ずつの赤字が続くことがわかっています。しかも15年間。その新規事業開始を皆で大喜びしている会社があります。どこの会社でしょうか。』
鉄オタサンたちは、こっちに反応しているようです。
『鈴木直道夕張市長は8日、JR北海道本社で島田修社長と会談し、乗客数が低迷している石勝線夕張支線(新夕張―夕張、16・1キロ)の廃止を提案するとともに、代替となる交通政策への協力を要請した。鈴木市長は会談後、同支線は2019年3月のダイヤ改正時にも廃止になるとの見通しを示した。』
以下元ネタです。
『JR日高線の鵡川―様似間(116キロ)が1年以上にわたり不通になっている問題で、JR北海道が、復旧後の路線維持に年間約16億4000万円が必要との試算をもとに、日高地方の沿線7町に一部負担を要請する考えを示し、波紋が広がっている。費用負担を巡る議論が、復旧工事から維持費にも拡大した形だ。
新冠町役場で8日に開かれたJR北と7町、道による「JR日高線沿線自治体協議会」の第4回会合で、JR北は同区間の単年度赤字は11億1000万円、施設の防災・老朽化対策にも年間5億3000万円かかると説明。「誰がどのように負担していくのか、相談させていただきたい」と要請した。7町の負担額は示さなかった。町長からは「非常に厳しい問題だ」などと懸念が相次いだという。
JR北の要請について、高橋はるみ知事は9日の定例記者会見で「大きな金額」との認識を示したうえで、今後の議論には「どの程度の負担を求めているのかなど、JR北が整理する必要がある」と指摘した。
日高線を巡っては、JR北と国土交通省、道が復旧費負担を巡って協議しているが、暗礁に乗り上げている。』
『 不通が続く日高管内のJR日高線鵡川―様似間に関し、JR北海道が8日の協議会で復旧後の維持にかかる年間16億4千万円の負担の一部を地元自治体に求めたことに対し、高橋はるみ知事は9日の記者会見で「『あまりに負担が大きい』(という意見が出た)と聞いている。次回の協議までに整理を」と述べ、JRが維持費の詳細な内訳や積算根拠を明らかにすべきだとの認識を示した。』
『【新冠】日高管内の鵡川―様似駅間で不通が続くJR日高線の復旧について議論する第4回沿線自治体協議会が8日、同管内新冠町役場で開かれた。JR北海道は復旧後の同区間の維持に向け、単年度赤字分と防災・老朽対策費合わせて年間16億4千万円をJRと管内7町で負担することが必要だ、との考えを示した。』
by k1right
| 2016-08-10 16:00
| 北海道ネタ
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