2016年 03月 25日
読書記録「最後のダイエット」 |
読書記録 石川善樹「最後のダイエット」
抄録は以下のとおり。
『これまでのダイエットでは、やればやるほど太ってしまう。もう絶対リバウンドしない、本当に正しいやせ方とは。最新科学が教える、新しい減量法の決定版。ハーバードの若き研究者、石川善樹が教える新しいやせ方。』
元ネタはこれらしいです。
当たり前のことが当たり前に書かれた正調のダイエット本です。
コメントの必要もないくらいです。
ただ、ちょっと気になるのが、同じ著者がこのような本を書かれていることです。
「最後のダイエット」の著者紹介では
『東京大学医学部を経て、米国ハーバード大学公衆衛生大学院修了。
予防医学研究者・医学博士』
精神科医でも心理学者でもないんですね。
”マインドフルネス”絡みの場合、自己啓発系であることもあるのでご注意いください。
試しにAmazonで”マインドフルネス”でググると・・・
こんな感じです。ちょっとアレなのも混ざってきます。
これも同系統のようです、未読ですが。
偶然でしょうが、この方の著作もボーダーレスです。
私が思うに、デブはデブであるための努力をしている人です。
私と同じくらいの骨格、筋肉量で、太っている人、面倒なので単に”デブ”とします。
例えば、50kgのものを10m動かすのと、100kgのものを10m動かすのでは、必要なエネルギー量は違います。
同じ運動であれば、総体重が重いほうが必要なカロリー量が多いことになります。
つまり、デブは、
同じカロリーを摂取しているなら、わたしよりより動いていない、か
私と同じだけ動いているなら、より多くのエネルギーを摂取しているか、
もしくはその両方です。
つまり、デブはデブを維持するための努力をしている、ということになります。
常識的に考えればその両方で、ゆえに、この本のように、摂取カロリーを減らせ、もっと運動しろ、という結論になるのです。
ダイエットの方法論はいくつもありますが、致命的に間違っているのは
大デブが小デブになる
小デブが普通になる
普通からスリムになる
モデルレベルになる
ことを混同している点です。
大雑把に言ってしまうと、マラソンの完走のみとサブ何チャレの方法論が違うのと同じで、現状と目標次第で方法論は異なるということです。
おすすめ度:★★☆☆☆(変なダイエットで失敗し続ける友人への贈り物に)
by k1right
| 2016-03-25 00:00
| 読書記録
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