2015年 11月 30日
最近(11/29~30)の北海道動物ニュース |
◯最近(2015/11/29~30)の北海道動物ニュース
写真は以前知床の某河川でOLYMPUS SP-800UZ で撮影したものです。
『オホーツク管内斜里町の森で今秋、ミズナラの果実「ドングリ」が過去27年で最も凶作だったことが、知床森林生態系保全センターの調査で分かった。ミズナラ1本あたりの個数は、過去最高の大豊作だった昨年と比較するとおよそ410分の1という少なさ。野生動物にとっては、食料に困る試練の冬になりそうだ。』
『今年のヒグマの目撃数は1489件(25日現在)と過去2番目の多さだが、突出していたのは7~8月で、ヒグマがドングリを食べる9月以降の目撃数は例年並み。サケやヤマブドウなど他の食べ物でしのいだとみられるという。』
一方で、ヤマブドウは豊作だったとの話もあります。ヤマブドウは日当たりのいいところ、すなわち道沿いに生っていることが多いためヒグマの目撃例が多かったのかもしれません。
問題は、この時期に冬眠用の脂肪を蓄えられなかった個体です。
最近、雪の中で立ち往生して死亡したシカを食するヒグマの目撃例が多いのですが、これなどは、冬眠しそこねた個体でしょう。このような個体は予想不能な行動を取ることが多いので用心が必要です。
時期的に山の中に入ることは少ないのですが、釣り歩いて強烈な匂いでシカの死体に気づくことが何度かありました。沢沿いで雪が残っているところなど要注意です。
『札幌など道央と道南の一部地域で今夏、大量に発生したドクガの幼虫について、道立衛生研究所(札幌)が越冬前の駆除実験に初めて取り組んでいる。樹木の根元に数百匹単位で巣を作るため、効率的に駆除できる。同研究所は「家庭でもできる対策であり、手法を確立して普及を図りたい」と強調している。』
天敵がいないため、大発生することのあるドクガですが、広い北海道でこのような作戦が奏功するかどうか?注目です。
釣り餌にもらならないので本当に厄介です。
by k1right
| 2015-11-30 15:00
| 北海道ネタ
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