2015年 11月 07日
心を病み気味の人は「Reme(リミー)」を覗いてみてはいけません |
臨床心理士が相談に乗ってくれるサイト、だそうです。
”みんなのQ&A人気ランキング”にある中から一つ抜き出してみました。
Q:「うつ病になってしまい明るい未来が想像できません。」
A:「あなたが失ったものは何ですか?
希望ですか?夢ですか?愛ですか?
それとも、あなた自身ですか?
きっと大切な何かだったのですよね。
少し元気になると「取り返そう!」という気持ちになってしまうでしょうか。
「こうすれば失わなかったはずだ、まだなんとかなるかもしれない!」と思ってしまうでしょうか。
そう思いたくなるのは当然です。
本当にあなたにとって大事なものだったのですから。
もしかしたら、あなたが生きる意味だったのかもそれません。
ですが、大切な何かが人生から根こそぎ抜き取られたショックを引きずるのがうつ病です。
根こそぎ抜き取られたあとにはもう何も残っていないのです。
でも、あなたの人生をあきらめないでください。
新しい種をまけばいいんです。
今は見えないかもしれませんが、本当はあなたの人生に根を下ろしたい種はたくさんあります。
ご一緒に見つけましょう。
ゆっくりと、そして確実に、あなたの人生の新しい種を見つけるのが私たち臨床心理士の喜びです。」
質問が24文字に対し、回答が414文字あり、質問:回答が1:17ほどです。
これをカウンセリングの1セッション50分に換算すると
414/(414+24)*50≒47となり、
クライアントが話している時間が3分ほどに対し、
カウンセラーが話している時間が47分となります。
クライアントが一言喋ると、その15倍カウンセラーがしゃべる感じで、
ほぼ、カウンセラーの独演会です。
ここに上げた回答例も、そもそも質問に対する応答にすらなっていないただの禅問答、というかテンプレ回答でいくらでも使い回しの効くものです。
うつ病の解釈も独特です。
”大切な何かが人生から根こそぎ抜き取られたショックを引きずるのがうつ病です。”
今後、どのような形でマネタイズしていくかはよくわかりませんが、
絶対に、心を病み気味の人は「Reme(リミー)」を覗いてみてはいけません。
もちろん、リンクは貼りません。
カウンセリングというのはラポールを築くまでが大変で、いきなりべらべら喋り出すカウンセラーなんて本来は存在しないものです。
by k1right
| 2015-11-07 00:00
| カウンセリング
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