2015年 10月 30日
文部科学省のいじめ対策は北海道では成功しない? |
まず、文部科学省のリリースです。
あえて、(リンク切れのおそれがある)道新から引用します。
『文部科学省が27日に公表した2014年度の問題行動調査で、全国の国公私立の小中高校などが把握したいじめは18万8057件に上った。同省は、16年度予算の概算要求で、スクールカウンセラーの配置拡充など「いじめ対策等総合推進事業」として計約62億円を計上、早期発見・早期解決を進めていく方針だ。
文科省は、スクールカウンセラーの配置拡充で、教職員との連携強化や相談体制の充実を図り、いじめの早期発見、解決を図るとしている。このほか、概算要求では、いじめや不登校に対応する教員190人の増員や、外部専門家を活用した自治体の取り組みに対する補助も求めている。』
例えば、外部の専門家などは以下なども参考になります。
『アディッシュは、ネットいじめ対策事業「スクールガーディアン」において、子どもがいじめを匿名で通報できる新サービス「Kids' Sign(キッズサイン)」を発表。「スクールガーディアン」のサービスを契約する約740校を対象に、無償提供を開始した。
「スクールガーディアン」は、ネットの書き込みによるいじめや個人情報流出の防止を目的とした事業。ネットパトロールのプロフェッショナルチームが子どもたちの書き込みを見守り、学校側に情報を提供することで、子どもたちの健全なネット利用を促している。2007年にサービスを開始しており、導入実績は総計3,800校。
新サービス「Kids' Sign」では、子どもたちが「いじめられている」「いじめを見た」といった情報を、スマートフォンを使って匿名で通報できる仕組みを提供。学校で定期的に行われる従来の紙アンケートと比べて、いじめの実態を早期に把握できるとしている。
同社は今後、導入した学校の声をもとにサービス改善を進め、2016年4月以降に正式版として有償で提供する予定。』
これに対し、道教委の姿勢はこのようなものです。
『道教委は4日、道立学校のスクールカウンセラーが、生徒との面談内容などを生徒の在籍校の教諭に電子メールで送ろうとしてアドレスの入力を誤り、第三者に送信したと発表した。誤送信先とは4日現在、連絡が取れていない。菅原行彦指導担当局長は「重大な事故で、道民の信頼を損ね、おわびする」と述べた。 道教委によると、カウンセラーは5月28日、別の学校での勤務中に、学校のパソコンからフリーメー...
道教委は学校パソコンでのフリーメールの使用を禁じているが、スクールカウンセラーなど非常勤職員には公的なメールアドレスを与えていない。』
※リンク切れのため一部消滅
これを読み改めて文部科学省のリリースを読むと・・・
少なくとも北海道でのいじめ対策は奏功しないといえます。
by k1right
| 2015-10-30 00:00
| カウンセリング
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