2015年 10月 03日
本日(10/3)のJR北海道ニュース |
◯本日(2015/10/3)のJR北海道ニュース
繰り返しですが、
『しかし、まぁ、ほぼ毎日のように道新にJR北海道のニュースが載るものです。
それほど、道民のJR北海道への関心が高い現れでしょう。』
と、思っていたのですが、鉄分が濃い、というか、鉄道を擬人化してしまうチャイルディッシュな嗜好思考の主がいらっしゃる模様です。
WEB版ではトップでボールドです!
『新青森―函館間の特急「白鳥」に使用されているJRの485系電車が、来年3月の北海道新幹線開業に伴う同特急廃止により、特急列車の定期運用から引退する。国鉄時代の1968年に登場以来、電化区間ならどこでも走れる使い勝手の良さで全国を駆け回り、北海道初の電車特急にも使われた。鉄道史に刻まれる名車は残り半年、青函の旅客輸送に最後の力を振り絞る。』
新聞社にこのような幼い文章を書かれる方がいたことが驚きです。
列車などを擬人化するのは幼児性の象徴であり、それを紙面に載せるのが、道新クオリティですね。
それにしても、驚きました。
そうなると、屋根裏に動物が住み着いた、というニュースに関して
TBSテレビと道新で180℃スタンスが異なるのもわかる気がします。
cf.「屋根裏の迷惑生物」
紙面でしか見られませんが、エゾモモンガの写真を追っていた道新釧路の女性記者の文章もひどく幼いもので、一定の傾向が伺い知れました。
本当に好きなんですね、この手の企画。
しかもWEBでは”経済欄”です。
本来なら、ツアーという体裁で、群れでやるようなことではないと思いますが、最近のてっちゃんは群れることが好きな種族の割合が多いようなので、ある程度は集まるでしょう。しかし、決してリピータにならないのが、この手の企画の難点です。いわゆる焼畑商法です。
同じような記事が前日の夕方にありました。
『JR北海道が駅の無人化や廃止に向けた動きを強める中、鉄道ファンの間で無人駅があらためて注目を集めている。日本一の「秘境駅」とされる室蘭線の小幌駅(胆振管内豊浦町)は、JR北海道の廃止方針が取り沙汰されてから、訪れる鉄道ファンが急増。観光面への影響や住民の利便性を考え、地元自治体が存続を要望するケースがある。存続に向けた有効な手だてはあるのか。
室蘭線の小幌駅は、すでにJR北海道が地元の豊浦町に廃止の意向を伝えたものの、観光資源としての活用を目指す同町が駅の運営費などを負担する考えを提示。両者の協議が続いている。』
論理矛盾しまくりですね。
”無人化や廃止に向けた動き”で”鉄道ファンの間で””注目を集めている”のですから、”地元自治体が存続を要望”したら逆効果です。
死ぬ死ぬ詐欺とか、毎日閉店セールのような、ことがしたいのであれば別ですが。
JR北海道の負担する維持管理費>>鉄道収入、である以上、廃止は必至でしょう。そもそも”日本一の「秘境駅」”がなぜ”日本一の「秘境駅」”であるか考えれば自明でしょうし、どうして、このようなてっちゃん達が目立つのか、考えてみるべきでしょう。
で、とうとう”国”が出てきました。
『JR北海道が来年3月のダイヤ改正で普通列車の本数削減と駅を廃止する方針を示したことに関連し、太田国土交通相は2日の閣議後の記者会見で「沿線自治体に丁寧かつ十分な説明を行い、話し合いを進めていくことが重要」と述べた。
また、道議会予算特別委員会は、JR北海道が安易な駅廃止などをしないよう、道がJR北に強く求めるべきだとする付帯意見を同委員会全会一致で決定した。同委員会の東国幹委員長が2日、道議会本会議で報告した。付帯意見ではJR北に、沿線自治体や住民の意見を十分に受け止めるよう求めてもいる。』
見出しにはありませんが、”道”もなんか言っていますね。
ただ、JR北海道が国、道、地域に求めているのは、”支援”なので、その解決にあたって、”十分な説明”と””話し合い”とか”沿線自治体や住民の意見を十分に受け止める”ことではないように思います。
要は「いくら出せる?」って話ですよね?
by k1right
| 2015-10-03 15:00
| 北海道ネタ
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