2015年 06月 05日
自衛官カウンセリング |
2000万円収入の副業で自衛官処分 人生相談で情報漏洩リスクも
1件3000円で100人のクライアントでトータル2000万。
計算が合わない・・・。
それはともかく、かなりの需要があることは間違いない。
個人カウンセラーでこれだけ稼ぐのはかなり難しい。
2015/5/29(金)の荻上チキ・Session-22でも自衛官の自殺についての特集があった。
自殺の原因に、借財、いじめなどが挙げられているが、ことはそれほど簡単ではなく、「原因特定は困難」というのもしかたがないと思えるものであった。
特に、年下の先輩からのAV押し売りなどは、借財、いじめ、士官制度、内部通報制度等、すべてが絡み合っているため、外部からも内部からも有効な対策が打てないのでは、と思ってしまった。
ただ、警察もこれに近い体制なので、互いに交流することで、知見を得られるのではないかと思う。
自衛隊員は何を学んだというのだろうか?
連載中にこのようなことになるのは想定外だったのだろう。
それとも”タフな大人”でさえも自死に至る過酷な任務だったということか?
そういえば、下園壮太氏も自衛隊のメンタルヘルス関連者だ。
例えば「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れを取る技術」の抄録は以下のとおり。
「自衛官はなぜ過酷な任務をやり抜けるのか。自衛隊のメンタルヘルスの教官が、「心のムリ・ムラ・ムダ」を防ぎ、バランスよく生きていく実践的方法を伝授。組織を率いるリーダーにも役立つ内容が満載。」
残念ながら自殺された自衛官は”実践的方法を伝授”されていなかったのだろう。
官房長官は著者を国会に召喚し意見を伺ったほうがいいと思う。
自分ならとりあえず平謝りに徹し印税を遺族会にでも寄付するが。
以下本日購入品の覚書
2015/06/12追記
『自衛隊内では、現在でも『イラク派遣部隊は米軍のように、仲間の兵士が自爆攻撃を受けて内臓が飛び出したのを見たわけではなく、PTSDなど存在しない』という言説がまかり通っています』とあるが、これは自衛隊側が正しくPTSDの定義に即している。
しかし、正しいのはこの文章だけで、『宿営地が迫撃砲による攻撃を受けた』ともあるので、PTSDは存在する、とするのが正しい。
つまり、自衛隊におけるPTSDのすべての原因が自爆攻撃被害への接触にあるなら、このロジックは成立するが、他にPTSDとなるべき危機体験があるのだから、
『自衛隊内では、、、PTSDなど存在しない』とは偽である。
単純に記者の知識と理解力が不足していることがわかる記事であるとも言える。
そして、読者には判断材料は提供されているので、判断は読者に委ねられているということだ。
2015/06/17追記
『日本政府は、自衛隊員が戦闘によって死傷することを想定していない』
ゆえに理屈上は、PTSDは存在しない、ことになる。
2015/06/22追記
単にデータ解釈が拙いだけ、との説も出てきた。
by k1right
| 2015-06-05 00:00
| カウンセリング
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