2015年 03月 08日
やっぱりTBSラジオがおかしい |
本日のジェーン・スーの相談は踊るのご本人からのご相談。
「父が、電波だのパラレルワールドなど、分けのわからないことを言うがどうしたらいいか?」
これを「親からの内容のない電話にどう対応すればいいか」とわざわざ変換していた。
先々週だったかな、それはこんな感じ。
「夜中に何度もトイレで目が覚めて熟睡できない、どうすればぐっすり眠ることができるか?」
もちろん、最も適切なアドバイスは、「病院へ行け(cf.北方謙三の名言「ソープに行け」」。
過去にもお父さんに関する相談は幾度かあったが、要は痴呆症に似た症状を呈しているがどうすればいいか、というものであった。
例えば「お母さんの遺影に霊らしきものが写っている!」であった。
この手の人々の特徴として、
とにかく目前の事実を軽視して、自身の僅かな知識と経験の中で何とかしようとする。
相談相手は身近な友人が殆どで、その友人は似たような属性のその道のプロではない方ばかりである。
高学歴な割に、なぜか医師や福祉/医療関係者はグループに属していないようである。
お父さんに関しては、まず痴呆症を疑うべきなので、とにかく病院に行って診断を受けた方がいいと言うべきなのだが、頑なに”痴呆”という言葉を使わないので明らかにその方面の答えを拒否しているのである。
(霊がどうとか言い出すのは典型例)
ご本人の相談の仕方も”痴呆”でないこと前提としているので、健康な老人への接し方に関するアドバイスを欲しているとしか思えない。
まず痴呆であるかどうかを判別してから適切な対応を考えるべきである。
痴呆でないことが証明できればそれはそれでいいことではないか?
痴呆ではないという願望を前提とするから適切な解が得られないのである。
ご自身の熟睡できない、という相談に関しては典型的な過活動膀胱なので、学界の提供するチャックシートに基づいてポイント化すれば簡単に診断されるのだが、相談内容としては”安眠するにはどうすればいいか”なので、回答が、アロマだとか、枕がどうとか、寝る前に体温を上げてから下げて副交感神経をどうこうとか、的はずれなものにならざるを得ない。しかし、厚労省の安眠に関する資料などを教えてくれる方はいない…。
この種の人々の典型的な行動パターンは、
新聞広告の怪しいサプリメントに手を出したり(オールドタイプは新聞が権威だと思っているが実は広告なので新聞社は何の保証も担保していない)、ネットの無意味な評判(捏造とまでは言えないが明確なエビデンスが担保されていないもの)を信用して胡散臭いサプリメントにを買ってみたりする。
しかもプラシーボ効果である程度効き目があるように錯覚してくれるので売る方としては彼らは優良顧客である。
時にはドラッグストアのポップを鵜呑みにして驚くほどに単価の高い小奇麗なパッケージのサプリを買った見たりするのである。ある種の傾向を持つ人は、実物が最も信用できると考える。
そして、病院に行くよりはるかに高いコストを負担することになる。
自分の体験だと、実家にクロレラのパッケージが山ほどあったのには驚いた。
その後父はアルツハイマーに、母は脳梗塞で半身不随となるのであるが。
病院に行くと、そのへんで売られているサプリに過剰摂取による弊害があることを示すポスターが貼られていて驚かされる。正直、こんな物が無規制に売られていいものかと思うが、適量接種であれば高価も弊害もないのでお咎め無しということらしい。
話が脱線したのでTBSに戻る。
本日の番組でも高野政所氏逮捕の件には言及されていない。
さすがにTBSラジオ本体からは可能性もあるのでこちらも。
本日(2015/03/07)のTBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルのオープニングトークではこの件について詳細に言及されていた。
パーソナリティの判断に委ねる、ということであろうか?
もしも生放送のプレッシャーから逃れるためにドラッグを使用したなどと供述したらどうするんだろうか?
もしDJプレイでテンションを上げるためにドラッグを用いたと供述したらどうするのだろうか?
目前にラリっている人間がいたが気が付かなかった、
そもそも普段から妙なテンションだったと言って済ますのだろうか?
何かあった場合にすべて事後対応となるのでリスクマネージメントとしては最低である。
これこそマスコミが普段主張する”想定外に備え”るということなのである。
by k1right
| 2015-03-08 00:00
| TBSラジオ
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