さいたま市最悪の日 |
2014年Jリーグ最終節で
大宮アルディージャのJ2降格が決定し
浦和レッズが優勝を逃した。
どちらもさいたま市をホームとするチームだ。
それはいいとして、優勝を争うガンバ大阪VS徳島ヴォルティスの対戦で終了間際の
お帽子の解説者の解説がふるっていた(NHK地上波)。
アナウンサー「どちらが勝つと思いますか」
お帽子の解説者「こうなれば気持ちの強いほうが勝つでしょう」
”気持ちが強い”ってどういうことだ?
徳島はドン引きで守って、すでにカウンターさえできないくらいのひどい状態。
一方ガンバ大阪は状況次第ではスコアレスドローでもいい状態。
どうすればドン引きの徳島ヴォルティスを崩せるか?
もしくは、そもそも崩す必要があるのかを解説するのが仕事だろうに。
(ブラジル大会前後で解説者が変わった局はあったか?)
日本サッカー協会はブラジル大会の結果の責任を取らずそのまま持ち上がり、
(大仁氏にはそれ以前からも批判があった)
育成年代はすべて世界大会を逃す。
マスコミはまともな解説さえ出来ない。
アジア予選はレベルが低い上にレギュレーションが甘いし
東京オリンピックは開催地枠だからしばらくは保つだろうが
有望な選手はみな海外移籍し、代表合流時はコンディションが悪く
(最近ではJリーグを経由せず海外デビューするケースもある)
U23、U20からフル代表に抜擢される選手は皆無で
さらにフル代表の主力はもともと人材不足で決め手のなかったFW以外は変わっていない。
日本サッカー界の将来は決して明るくない。
抜本的改革のタイミングは今なのだが
協会もマスコミも目前のアジアカップ(→コンフェデ出場権)の結果のみを追い求めている。
私はブラジル大会の惨敗はコンディション不良が第一で、選手選考や戦法を始めとする監督の問題は二の次だと考えているが、そのコンディション調整をするスタッフ側から以下の発言があった。
日本サッカー協会の原博実氏はNHKのサンデースポーツで、暗にコンディションに問題があったようなことを匂わせていたが断言は避けていた。
もしコンディションに問題がなかったとすれば、というか万全であったとすれば、どうなったかは考えたくもないが、降格したチーム、無残な逆転負けを繰り返して優勝を逃したチームに自称サポータがエールを贈り、昇格直後のチームが優勝するようでは、しばらくは何も変わらないのだろう。