2016年 04月 02日
本日(4/2)のJR北海道ニュース(北海道新幹線) |
開業から一週間もすると、東京のテレビでは全く取り上げられなくなりました。しかし、もう少したてば便乗してロケをした番組が流れ、再び盛り上がることでしょう。
道新とヤフトピ(毎日新聞)の見出しはから得られる印象は正反対です。
しかし、道新の記事もよく読むと現地の様子は決してウハウハではないようです。
我々は道新の以下の教授のコメントを覚えておくべきでしょう。
『北大公共政策大学院の石井吉春院長(地域経済)は「新幹線開業で北海道に注目が集まっている。夏に向け新幹線と航空機で輸送の補完関係が強まり、さらに観光客が増えるはず」と話している。』
『北海道新幹線が開業して、2日で1週間となる。開業した3月26日と翌27日の土、日曜を中心に、新幹線の駅や函館の観光地はにぎわったほか、新幹線との競合が注目された航空機の搭乗率も堅調で好影響があった。ただ肝心の新幹線の乗車率は平日を中心に伸び悩んでいるもようで、関係者は観光客が増える4月末からの大型連休に期待している。
■累計7万人
「まさかこんなに人が集まるとは」。木古内駅(渡島管内木古内町)では、1月に駅前にオープンした道の駅「みそぎの郷きこない」に開業2日間で計9千人が訪れ、累計で7万人を超えた。道の駅の浅利文博センター長(64)は「大型連休には累計10万人の大台もみえてくる」と驚きを隠せない。
新函館北斗駅(北斗市)で26日から31日まで6日間行われた「北斗おもてなし祭」も延べ約15万人が来場し、半数は開業から2日間に集中した。北斗市は「物珍しさもあって当面は地元客を中心ににぎわいが続く」とみる。
函館市内でも函館市電の乗客数は開業から2日間、前年同期より3割増加した。函館山ロープウェイは、開業6日間の利用客数が前年同期に比べ約1割(約3600人)増えた。同社は「メディアで広く紹介されたことが大きい」という。
■空路も好調
新幹線の影響で利用者が減るのではと懸念された羽田―函館線の航空機需要は好調だった。AIRDO(エア・ドゥ)は開業3日間の平均搭乗率が88%、日本航空は「90%近く」、全日空も「ほぼ満席の便が多かった」という。昨年3月の各社の平均搭乗率は5~7割だった。日本航空函館支店は「新幹線との相乗効果で道内を訪れる人の総数が増えた」と見る。
4月以降も羽田―函館線の予約は堅調だ。エア・ドゥは4月が前年同月比5%増、5月が同8%増。全日空は両月とも「前年並み」、日本航空は4月が数%減るが、5月は微増という。
JR北海道は北海道新幹線の乗車率を3月26~28日分しか公表していないが、3日間の平均乗車率は43%と、北陸新幹線の開業後3日間の48%に近い実績だった。前年同期の在来線実績と比べると約2・5倍の客が乗車し、JRは「予想以上にご利用いただいた」(島田修社長)と、ひとまず胸をなで下ろしている。
■平日は低迷
しかし平日の28日だけをみると、乗車率は31%に下落する。「新函館北斗から盛岡、新青森に向かう夜の『はやて』は、数人しか乗っていない車両もある」(JR関係者)との声もあり、不安もぬぐえない。
函館市内のホテルも開業後は空室が出始め、同市内の各社が2次交通網として運行する新函館北斗駅から函館市街へのバスも利用が伸び悩み「乗客数は期待以下」との声が目立つ。
JRは「北海道新幹線の利用の中心は観光客」と見ており、今後の焦点は春から夏にかけての観光シーズンの利用動向だ。
北大公共政策大学院の石井吉春院長(地域経済)は「新幹線開業で北海道に注目が集まっている。夏に向け新幹線と航空機で輸送の補完関係が強まり、さらに観光客が増えるはず」と話している。(函館報道部・文基祐、経済部・佐藤木郎)』
『3月26日の北海道新幹線(新青森-新函館北斗)開業から、2日で1週間。新設の新幹線駅や観光施設は地元客や観光客でにぎわう一方、運行される新幹線は平日には空席も目立つ。今後は開業効果をいかに持続させ、乗客増に結びつけるかが課題となりそうだ。
新函館北斗駅(北海道北斗市)の駅前広場で開業日から31日まであったイベントには15万6000人が来場。駅の案内所やアンテナショップには1日までに約2万人が訪れた。地元住民に加え道外のツアー客も多く、北斗市観光協会の担当者は「昨年まで何もなかった場所にこんなに人が来るなんて。開業効果が出ている」と喜ぶ。
夜景観光などで利用される函館市の函館山ロープウェイは26~31日、前年同期比9%増の4万3643人が乗車。桜の名所・五稜郭公園内の五稜郭タワーは、開業後の利用者が31日までに前年同期比で約13%増えた。ただ30日以降は前年並みだといい、同タワーの大場泰郎営業部長は「平日でも3割は増えると予想したので、少し残念だ。これからに期待したい」と話した。
JR北海道によると、新幹線利用客は3日間で約2万9700人で、平均乗車率は43%。初日の26日は乗車率61%だったが、平日の28日は31%に下がった。29日以降の乗車率は公表していないが、予約状況では空席が目立つ。
観光名所の函館朝市の関係者は「土日だった開業後2日間は人が増えたが、その後は通常と変わらない。平日の入り込み数をいかに伸ばし、大型連休の繁忙期につなげるかが勝負だ」と話す。【遠藤修平】』
by k1right
| 2016-04-02 15:00
| 北海道ネタ
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