2016年 02月 19日
最近(2/16~2/19)のJR北海道ニュース |
◯最近(2016/02/16~2016/02/19)のJR北海道ニュースです。
鉄向けH5系2題です。
『3月26日に開業する北海道新幹線の下りでの新型車両「H5系」のデビューが、午前6時40分に仙台駅を発車する新函館北斗駅行きの「はやぶさ95号」になることが15日、分かった。仙台駅ホームで記念式典が開かれる予定で、H5系の門出を祝う瞬間が仙台市で見られる。
H5系は、JR東日本が東北新幹線で運行するE5系をベースにJR北海道が導入した新型車両。外観、性能面ともE5系とほぼ変わらないが、車体に紫色の帯を施しているのが特徴。1編成10両で、JR北海道は4編成を導入する。
北海道新幹線の下りの始発列車は、ともに午前6時32分発の東京発新函館北斗行き「はやぶさ1号」と新青森発新函館北斗行き「はやて91号」だが、どちらもE5系の車両が使われる。』
ところが・・・
『3月26日に開業する北海道新幹線で、新函館北斗を発着する定期列車上下26本(13往復)のうち、JR北海道の新型車両「H5系」は4本にとどまることが18日分かった。事故対応や車両の整備点検のため、全4編成のうち2編成しか常時使用できないため。日中、同駅でH5系を見られるのは午前10時すぎと正午すぎに限られる。
・・・
残りの22本はJR東日本のE5系での運行だ。東北・北海道両新幹線は一体化してダイヤを編成するため、東京―仙台など東北新幹線の区間のみを運行するH5系列車も3本ある。
開業日も車両運用は同じため、北海道新幹線の「一番列車」としては、新函館北斗始発のはやぶさ10号はH5系だが、同駅に初めて到着する新青森発の「はやて91号」と東京発の一番列車「はやぶさ1号」は、ともにE5系。新車両を心待ちにする鉄道ファンらには肩すかしとなりそうだ。
北海道新幹線は開業日などの繁忙期に臨時列車を最大6本(3往復)を増便するが、いずれもE5系だ。』
しかし、鉄たちはこんなことは全て知っているのではないかと思います。
一方で、読売はJR北海道へ厳しい目を向けています。
『会計検査院は17日、「三島会社」と呼ばれるJR北海道、JR四国、JR九州の経営状況に関する報告書を発表した。JR北は鉄道事業の赤字に加え非鉄道事業の利益が少ないため、鉄道設備の計画的な修繕や設備投資が行われていないと指摘された。
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JR北とJR四国の鉄道事業の営業損益は毎年大幅な赤字になっていると指摘。14年度の鉄道収益に対する赤字の割合はJR北、JR四国、JR九州でそれぞれ、54・8%、44・4%、8・6%だった。
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鉄道に代えてバスによる輸送を行うことが適当とされる輸送密度(1日1キロ・メートルあたりの輸送人数)が4000人未満の割合はJR北、JR四国、JR九州でそれぞれ、67%、50・9%、35・3%と、JR北が最も高かった。
報告書ではJR北とJR四国について、景気後退などで収入が減少した際に修繕や設備投資などの鉄道営業費を抑える傾向があったと指摘。鉄道の安全性に欠かせない計画的な修繕や設備投資を行うために、経営安定基金の運用収益の一部を積み立てることや、基金の評価益分を運用だけでなく財源として有効活用することなどを提言した。』
誰か早く引導を渡してやれよ、と思ってしまいます。
『地域の活力を支える鉄道の大切さを口々に強調。一方で、住民の多くは今や鉄道をほとんど使っていないのも事実。
・・・
公共交通機関である鉄道の運行の責任を、民間企業のJRにだけかぶせるのでは問題は解決しないとも指摘。国、道、沿線自治体、さらに住民も参加する中で「観光客への利用PRなどを含めた、路線の活性化が必要」と説いた。』
自分たちが乗ろう、という意見が皆無なのです。でも残しておきたい・・・。
このパラドキシカルな状況を整理しないと、いつまで経っても話し合いは進展せず、時間切れで日高線のように・・・(以下自粛)
by k1right
| 2016-02-19 16:00
| 北海道ネタ
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