2015年 10月 27日
「眠りの知恵袋」について |
以前掲載した「眠りの知恵袋」についてフォローしたいと思います。
例えば、『十分な眠りがとれている状態とは、日中に眠気による生活上の支障がない状態のこと。』とあります。
では、”日中に眠気による生活上の支障が”ある状態とは、どのような状態でしょうか?
『24時間寝ていない状態はアルコール血中濃度約0.08%に相当するとされています。「酒気帯び運転」がアルコール血中濃度0.03%以上なので、それ以上に注意・集中力が低下した状態といえます。』
そして、眠るための幾つかの方策が例示されています。
では、それでもうまく眠れない
--->眠気による生活上の支障が生じたらどうしたらいいか?
つまり、「酒気帯び運転」並に注意・集中力が低下した状態になってしまったらどうしたらいいか、については完全にスポイルされています。
たとえば、
こんなサプリが有効だよとか、
睡眠外来に行ったほうがいいよ(かなり予約が困難だけど)、とか
その辺の内科医にかかればいいよ、とか、
いやいや、心療内科に行くのが一番だよ、
そもそも眠りの専門家はここにいるよ、その窓口はここだよ、
などがまったくサジェストされていません。
結局、日常生活に支障が生じるレベルで睡眠に悩みを抱えている方向けには、なんら有効なアドバイスがされていないのです。
ちょっと眠れないな、とか、少し眠りが浅い気がする、とかそのレベルまでの対応でしかありません。
せっかく、薬局においてあるブックレットなのですから、お薬に関するサジェストがあってもいいのではないかと思います。
結論としては、医療機関(ここでは薬局ですが)に置いておくブックレットとしては、物足りないものでした。
by k1right
| 2015-10-27 00:00
| カウンセリング
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