2015年 10月 09日
FIFA腐敗追求の本命は? |
おそらく、どんな国でも有罪と出来るような、犯罪を証明することが最終目的になるはずです。
今の段階でFIFAの怪しいと言われている連中がやったことは単なる仲介斡旋で、やっていることは、商社や代理店とかのピンハネビジネスと何ら変わりがありません。
なので、他の国の司法機関は立件を見送ったのです。
別に、FBIが誰にでも噛み付く、空気を読まない、世界の警察だったからではありません(逆に言うと、こういうことをしたり顔で解説したのがエセとかニワカであるといえます)
以下にあるように、犯罪でないと言いはることも可能なのです。
『CAFの理事会の後にすぐさま招集をかけ、支払いにより何かを約束させられたことはないと言った。何も推薦していないし、彼らは自身の魂と良心にしたがって投票した』
例えば、これは2012年の記事ですが
今となって笑えるのは『FIFAは「調査には時間が必要だ」としている。』
『とても~ながいぃぃ~ときがぁぁ~すぎ、たのね』by 森田童子
そして、
『捜査は継続中である」としている。』とあるので、3年後くらいに結果が出るでしょう。
今のままではFIFAの疑惑は大麻みたいなもので、国や地域によって違法だったし無罪だったりする、広い意味でのロビー活動や仲介業でしたが、最終的には、マネーロンダリングではなく、横領や脱税で立件して、はじめて、疑惑から事件へと成立するはずです。さて、この時に前述のような解説を流したものはどう言うでしょうか?
答えは、知らんぷり、だと思います。
個人的には、サッカーダイジェストのベテランライター、自称コラムニストでニワカのコラムニストの発言を注視しています。
これを期に、業界がクリーンアップされることを切に願うものであります。
JFAに関しては、二つ。
理事等の明らかなステークホルダーであるのに、”評論家”等の肩書で代表に関して好き勝手な意見を垂れ流している者が複数存在しています。少なくとも肩書を明示し、ステークホルダーとして、いい加減なことを述べて信用を失墜させるかか、組織から排除すべきです。
これが先の会長選でJFAが疑惑の会長を支持した理由の一つでしょう。
4.5枠死守がその理由だと思っていましたが、ここまでのボーナスは予想外。
プレーオフ相手が南米からよりレベルの低い北中米カリブに変更されました。
理由は不明です。
本戦に出場できたとしても、こんな緩いレギュレーションで嬉しいのでしょうか?
こんなんならむしろ、FIFA会長選への貢献度で選んでもらうとかした方がいいんじゃなでしょうか?
8/19に以下の報道がありました。
『「誰もが覚えているし、ましてや鄭氏が忘れているはずもないだろうが、彼は1994年から2011年までの17年間、FIFAで副会長および執行役員を務めた」』
『鄭氏によると、プラティニ氏は過去の組織に深く関与しているとして、会長選に立候補すべきではないとしている。』
さらに9/4では
『鄭夢準元副会長(韓国)は3日、ソウル市内で記者会見し、アジア・サッカー連盟(AFC)が欧州連盟(UEFA)会長のプラティニ氏を当選させるために「不正な行為」をしていると主張』
『鄭氏によれば、AFCは日本や中国など加盟する大半の国のサッカー協会に対し、「FIFA会長にプラティニ氏を推薦する」と書かれた推薦状のフォームを送付した。』
ほんとうの泥仕合が始まったようです。
が、ここへ来て、とうとうド本命に追及の手が伸びてきました。
『【ジュネーブ共同】国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、スイス検察当局は25日、横領などの疑いでゼップ・ブラッター会長の捜査を開始し、事情聴取したと発表した。FIFA本部の家宅捜索も行った。
捜査は24日に開始。25日にスイス・チューリヒで行われたFIFA理事会の後にブラッター氏を聴取し、次期会長の最有力候補とされる欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長からも証人として事情を聴いた。
検察当局の声明によると、ブラッター氏は2011年2月、プラティニ氏にFIFAの資金200万スイスフラン(約2億4700万円)を不法に支払った疑いがある。』
誰が、誰の首を取るかの競争になってきたようです。
『英BBC放送は、ブラッター氏に捜査が及んだことについて「驚くことではない。彼はさまざまな疑惑の象徴」と論じた。』
本命がFBIかと思っていたが、スイス検察も名乗りでたようです。
次期FIFA会長最有力のプラティニ氏までクロとなると、後任人事はさらに混迷を極めることになります。
推薦人が集まらないと嘆いていたジーコ氏ですが、過去の役職者が全滅となると、意外と、次期会長戦レースでいいところに行けるかもしれません。しかし、5カ国程度の推薦も取れないようでは・・・。
盲点でしたが、この方面から来られるのが一番きついです。
『国際サッカー連盟(FIFA)の最上位スポンサー「FIFAパートナー」で米飲料大手のコカ・コーラや米クレジットカード大手のビザ、米ファストフード大手のマクドナルドなどが2日、FIFAのゼップ・ブラッター会長(79)の即時辞任を求めた。』
最終的には、”金”でケリが付くのかもしれません。
やはり、兵糧攻めが一番効果的だったようです。
『ブラッター会長に90日間の暫定活動停止処分』
『ハヤトウ副会長(カメルーン)が暫定会長』
2015/10/09追記
いつのまにか?ついでに?活動停止になった方がいました。
見出しにもありませんが・・・・。
『さらに、同じく出馬を表明している韓国の鄭夢準元副会長も6年間の活動停止処分を受けた。』
『。会長選に立候補する意向を示しているのは、5月の選挙でブラッター会長に敗れたヨルダンのアリ王子、元ブラジル代表で日本代表監督の経験もあるジーコ氏ら。』
時間が前後しますが、
『元FIFA理事で日本協会の小倉純二名誉会長は、来年2月のFIFA会長選へ向け「候補だったプラティニも鄭夢準も活動停止なら、選挙が成立しないのではないか。欧州が、誰か他に候補を立てられるのか。これは異常事態だ」と影響を心配した。』
元日本代表監督は・・・?
2015/10/10追記
・ゼップ・ブラッター会長(79):90日間の暫定的な活動停止処分
・ミシェル・プラティニ副会長(60):90日間の暫定的な活動停止処分
・鄭夢準FIFA元副会長(64):6年間の活動停止と罰金
赤江さん、この差って何ですか?で取り上げてください。
by k1right
| 2015-10-09 00:00
| 日本サッカー協会
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