2015年 02月 11日
次期代表監督報道に見るJFAとマスコミの勘違いっぷり |
いまはFIFAランキング60位台だが、アジアカップの惨敗を受けて7,80位台になるだろう。
それでもアジア4枠はキープできているので、そういう意味では問題ない。
アジアカップの惨敗を受けてすぐにJFAはアギーレ続投を決めたのだから、
アジアカップの成績は解任と何ら関係はない。
JFAの行動はリスクマネージメントの基本通りで、
想定通り行動したに過ぎない。
それはおそらく、オフィシャルななにかによって行動を決めるというものであったのだろう。
問題は次期代表監督選考基準である。
以前私は次期代表監督は『格としては現韓国代表監督のシュティーリケと同程度かちょっと上くらい』と書いた 。
が、現時点でオファーを断られたのは、FIFAランキング上位国の代表監督経験者ばかりだ。
彼らがFIFAランキング7,80位台の監督を受ける理由がない。
少なくともマスコミはその点を指摘すべきだ。
おそらくJリーグ経験者以外かつ代表監督経験者を監督にするのであれば、しばらくは決まらないだろう。
いずれにせよ、誰が監督になってもワールドカップ出場は平易なタスクだ。
アジア4枠に滑りこむことは、現状維持ができるかぎり問題なく達成できるはずだ。
さて、以前指摘した中西哲生氏であるが、今度は、ベンゲル氏&ストイコビッチ氏を持ち出してきた。
まだベンゲルの亡霊を見ているのか?彼のアーセナルでの立場は、ただの監督ではないのを知らないはずがないのだが。
秋田豊氏は、なんと、G大阪の長谷川健太氏推し。JFAの意向はシカトらしい。さすがブラジル大会決勝戦のポイントを「先取点です(取ったほうが勝つのではない)」と言い切った人物である。頭脳を犠牲にしてヘディングに勤しんできただけあって鋭さはピカイチである(がんばれ、岡崎)。
相変わらず日本人監督を押す声があるが、現状ではアジアレベルでさえ実績のある監督はいない。
日本人監督であれば、長谷川健太氏を始めACLで結果を残してからで十分間に合うはずだ。
予選まで時間がない?
一次予選など暫定監督で十分だし、監督も選手も国内勢で勝ち抜けないなら、最終予選は絶望的だ。
本来なら手倉森監督でいいのだが、どこまでクビが保つかが最大の不安点だ。
相変わらず岡田監督待望論もあるが、NHKBSのコロンビア戦での解説を見なおせば、そんな気持ちには絶対になれないはずだ。なにしろ「なんでこうなったかわからない」と繰り返し発言されていたのだ。
屈辱的だが、現状を受け入れ、
FIFAランキング7,80位台の国の代表にふさわしい監督、という視点で監督選びをすべきだ。
ところで、日経のコラムで上段からのサッカー論をかましていた小田嶋隆氏であるが、2/9先日のTBSラジオ「たまむすび」で『わたしは戦術には詳しくない』と発言されていた。ならばサッカーに言及されるのは遠慮された方がいい。
あの年で、Jリーグ以降しか知らない(もしかしたら2002以降かもしれない)のは、われわれジジイのサッカーファンからすれば(サポーターという言葉すら知らなかったジジイたち)ニワカでしかありえない。
ニワカはニワカらしく試合を俯瞰できないゴール裏で赤いシャツを着て赤い旗を振っていればいいのである。
今日(2015/2/10)の朝日新聞の夕刊で、急に、コスタリカ代表についての記事が載った。なんかの布石であろうが、以前に”トルシエ監督解任”報道の実績があるから、またJFAの非主流派筋からのリークを受けてのアドバルーンであろう。
2015/02/13追記
1)再び小田嶋隆氏が暴論を展開。炎上が目的であろうから誰にも相手にされていない。
トルシエ氏の代表監督後のキャリアはご存じないらしい。wikiでも十分なのだが。
2)中西哲生はJFAの特任理事であったらしい(ソースはこれ)。それでもベンゲル?謎な方だ。TBS系で重用されるのが理解できた気がする。
by k1right
| 2015-02-11 00:00
| 日本サッカー協会
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