2015年 01月 05日
やっぱりTBSがおかしい |
2015/01/04の「サンデー・モーニング拡大版」
姜尚中というひと。
この人の知識に不安を持ったのは、以前、調布で不発弾処理で大規模避難というニュースのコメントで
「東京大空襲で落とされた爆弾ではないか」と発したこと。
番組内で目撃情報から夏に落とされた爆弾であるとしていたのだが、
・東京大空襲がいつ、どこで、あったことか、よく知らない
・調布が東京のどこに位置しているか、よく知らない
→東京で爆弾=東京大空襲という短絡的思考
さらに、今更、1950年台の同調圧力の実験、アイヒマン実験を紹介して、群集心理に無理やりこじつけていたが、アイヒマンは家庭では普通のひとで普通の生活をしていた、というエピソードを持ちだして、根拠はよくわからないが、人は孤立してはいけない、横のつながりを持とうとの持論を展開していた。
そもそもアイヒマン実験は普通の家庭では良き父、良き夫として振舞っていたアイヒマンがなにゆえあれほど残虐なことが出来たのかということを解明しようとする試みで、結論としては、だれにでも残虐化する可能性はあるというもの。そこでアイヒマンは普通の人であったというエピソードを持ち出すのは、そもそもの実験の趣旨を理解していないことの証明である。というか、このテの人は話を無視して持論を推したいだけではないかという気がする。単に理解力がないだけかもしれない。。
次に岸井成格氏。
とにかくへの字口がよくない。
ずっと口角を下げた表情をしていきたゆえのへの字口は
この人の現在の人格のみならず生活史も物語る。
言っていることは至って精薄だ。
天皇が最近になって、日中事変への言及や広島訪問などを通して、近年の日本の右傾化に対し何らかのメッセージを発しているのではないかと言っていたが、
そもそも右傾化とはなにか考えたことはあるのだろうか?
番組を見た人ならわかるが、同調圧力、アイヒマン実験はいわゆる”過激派”の行動原理の説明にも用いられているもので右傾化とは何ら関係がない。
左右が平和や戦争と関係ないことは旧ソビエトをみれば明らかで、むしろ二次大戦後に関すれば民族主義者や左側のほうが戦争をしている。
どうしてこれらのひとは、論理的に考えれば何ら関係ない持論、むしろ逆だったりするロジックを番組が提供したネタから展開しようとするのだろうか?
こちらには論理的思考能力のなさ、
提示された材料を理解力する能力の乏しさ、
自説に固執する頑固さしか伝わらない
少ない持ちネタを組み合わせてなんとなく(本人のみ)納得できる解釈に至る、
という情弱層(=少ない持ちネタ)と共通の思考パターンをたどる。
大きな違いは学歴である。
ゆえに、私は彼らを、”新しい情弱層”とみなしている。
※アイヒマン実験は現在の行動経済学からの解釈として
インセンティブで説明できるという説もある。
加虐のエスカレートは人間の残虐さとか関係なく、教師役は学習成果を上げることにより(実験主催者側から)褒めてもらえることをインセンティブにしているのではないかという解釈だ。
彼らは古典的社会心理学での実験(番組内での同調圧力を含む)のほとんどは、インセンティブで説明可能という。
最近どういうわけか高学歴の人たちの問題行動が多いような気がする。
姜尚中:早稲田大学政治経済学部卒、東京大学名誉教授
岸井成格:慶應義塾大学法学部法律学科卒、早稲田大学政治経済学部客員教授、毎日新聞特別編集委員
by k1right
| 2015-01-05 00:00
| TBSラジオ
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